妊娠に関する情報をQ&A形式でご紹介

エコーや内診を受けることは、着床に悪い影響があるのでしょうか?

いつも、とても丁寧な解答をしていただきまして、有難うございます。以前、AIH後翌日の性交は、OKとの解答でしたが、4日から7日目の着床期、あるいは、その後の、高温期の真っ只中に、婦人科(不妊治療以外)で、エコーや内診を受けることは、着床に悪い影響があるのでしょうか?あるクリニックの説明書には、AIH後4日めから7日目は着床期なので、性交や激しい運動はさけてくださいとあります。内診で、エコーや、また、子宮の癒着がないかどうかを確認したりするために、子宮をゆさぶったりすると、着床がさまたげられるので、この時期の婦人科検診(不妊治療以外の)は、やめておいたほうがいいのでしょうか?あるいは、AIH後1週間をすぎて、着床が完了してしまったら、高温期でも、ゆさぶっても、着床が妨げられることは、ないので、検診しても、問題ないのでしょうか?


回答

お寄せいただく“くららさん”のご質問はいつもお答えするのが大変難しいことを感じております。どれもが核心をついたご質問ではありますが、それに回答をできるだけの裏付けのある情報が乏しいからです。今回のお尋ねは着床期での内診やエコーが着床率を損なうかという問題です。以前このコーナーで述べさせていただいたように着床に関しては殆どわかっておりません。従いまして“何が着床の妨げになるか”、“どこまでのことなら許容されるか”は誰にもいえないと思います。頭で考えれば、着床期の子宮収縮は起こらない方がよさそうです。また収縮の誘発となるかもしれない内診などは避けた方がよいのかもしれません。しかし実際はその時期に卵巣の状態や内膜の状態をエコーで観察することは多いですが、妊娠されるかたはされているように思います。(もちろんコントロールスタディをしたわけでないのでこれでは判断がつきませんが。)考え方としてその時期にエコーなどを受けるのはその有用性が優先すると思われる場合のみにされたらいかがでしょうか。一旦着床さえ成立してしまえば多少のことでは大丈夫と思います。

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