はじめまして。私は、兵庫県西部在住の30才です。今年、6月と10月に別の病院で顕微受精にチャレンジしましたがいずれも妊娠には至りませんでした。不妊の原因は主人の逆行性射精と、数・運動率ともに普通の10〜20%なのです。今回、10月29日に生理が始まり、11月2日に義父が病気で緊急手術をし、自分の仕事を持ちながらも自営業を手伝いに行ったりと悲しむ間もなく心身ともに疲れ果て、基礎体温も低温期のままで生理が来ないので今後の相談も兼ねて今日、病院へ行って来ました。生理が来ないのについては10月の出来事で、卵巣の働きが良くないのだろうと、高温期へ導く飲み薬を出して頂きました。今後のことについては「3回目だし、私の身体に特に異常はないので次も同じ移植法でする。それに私は排卵誘発剤を用いても採取できた卵子は1度目は5個、2度目は7個で杯盤胞までいく確率は少ない。」との事でした。先生の話は頭では十分に理解出来るのですが、気持ちが追いつかず、別の病院ではどんな方法があるのだろう?受精卵は最高幾つまで移植してもらえるのだろう?などと悩んでいます。とても失礼な質問だとはわかっているのですがどうかお返事をお待ちしています。
2回の顕微授精を相当な負担のなかでチャレンジされたにもかかわらず結果が思わしくなかったとのこと。お察しいたします。一回でうまくいく方もおられれば、何回挑戦していただいても結果の出せない方もおられます。これはどこの不妊治療施設でもあることです。治療をさせていただく私たちにとりましても一番つらいことです。体外受精や顕微授精を成功させる最も大事なポイントはいかに良好な受精卵を移植することができるかということです。良い受精卵さえ得られれば、凍結移植や、胚盤胞移植など着床率を高めるような選択肢があります。言葉で言ってしまえば簡単ですがこのことが非常に難しい方もおられます。残念ながらこうすれば絶対にうまくいく方法を示すことはできません。そのような場合卵巣の刺激の方法を工夫したり、前もってピルやダナゾールなどで前処置をするなどをしております。胚移植の数は原則的には3個以内ということが決められております。しかしながら状況によってはその個数をご本人との話し合いで決めることもあります。