AIH(人工授精)に関する情報をQ&A形式でご紹介

人工授精を七回・・次のステップへ進んだほうがいいのでしょうか?

ある病院で人工授精を七回受けましたが妊娠できませんでした。主人が乏精子症で精索静脈瘤の手術を受け、私は子宮内膜症と診断されました。顕微受精を進められましたが私としては費用もかかる事なのでもう少し頑張りたいのです。思い切って次のステップへ進んだほうがいいのでしょうか?


回答

人工授精がうまくいかない時どのような考え方をすればよいかは一概にはいえません。その方の年齢、不妊期間、精子の状態、不妊治療に対する考え方等で違ってきます。ここでは考え方の基本を述べさせていただきます。一つの目安として6回の人工授精で妊娠できなかった時、次のステップへ進むかどうかの検討すべき時期と考えております。その理由は人工授精で妊娠された方の大半(当院でも9割程度)は6回目までの治療によるからです。ただ一口に人工授精といってもかなり幅のある手技です。妊娠が期待できる人工授精とは以下の2点に集約できます。

1. きちっと排卵とのタイミングが合うこと。

2. 精子は洗浄や濃縮などの操作で妊娠しやすい状態になっていること。

この条件が満たされた上での7回の人工授精後であれば次のステップを検討されてもよいと思います。

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